桜星彩株式会社は設立1周年を迎えました|AI営業研修とキャリア教育の1年

2026年8月21日、桜星彩株式会社は設立から1周年を迎えました。
2025年8月21日の創業時、私たちはキャリア支援、PBL、教育を通じて、人が可能性を広げる機会をつくろうとしていました。この1年、大学での実践、AIキャリア支援の研究、AI営業ロープレの開発を重ね、取り組みの軸が見えてきました。
私たちはAIを「人を置き換える道具」ではなく、人が練習し、振り返り、次の行動につなげる支援環境として活用しています。1周年を機に、1年目の歩みと2年目の課題を振り返ります。
創業時の出発点――キャリアを「選ぶ」だけでなく、成長する力を支える
出発点は、キャリアカウンセリング、PBL、インターンシップ、キャリア教育など、人と仕事の接点をつくる活動でした。
「正しい仕事を一度選べば終わり」ではなく、変化の中で自分を理解し、試し、学び、行動を修正する力が重要だと考えています。
この考え方は、現在のキャリア支援・キャリア教育にも、主力サービスである桜星彩AI営業コーチにも共通しています。
設立から1年間の主な歩み
最初の1年は、教育現場、研究発表、プロダクト開発、利用者の声を往復しながら、会社の方向性を具体化した1年でした。
2025年8月21日
桜星彩株式会社を設立
キャリア形成、人材育成、教育を中心とした会社としてスタートしました。創業後は東京でのネットワーク形成も進めながら、その後は神戸へ拠点を移し、現在は神戸を中心にAI営業研修、キャリア開発、研究・方法論開発に取り組んでいます。
2025年10月
立命館アジア太平洋大学でAI × キャリアデザインを実践
AI Career Coachを使い、学生がAIとの対話を通じて自分の強みや将来について考えるワークショップを実施しました。AIを単なる情報検索ではなく、内省と対話を支援する環境として使う初期の実践となりました。活動レポートを見る
2025年11月
長野大学でAIキャリア活動と講義を実施
ゼミでのAI Career Coach体験と、100名以上が参加する授業でのキャリア講義を通じて、学生が自分の価値観や強みを整理し、将来の選択肢を考える機会づくりに取り組みました。活動レポートを見る
2026年4月
APCDA Conference 2026でAIキャリア支援を発表
オンラインプログラムとクアラルンプールでの対面プログラムからなる「APCDA Conference 2026」で、AI Career Coachの設計と、立命館アジア太平洋大学・長野大学での実践をもとにした研究を発表しました。AIと人間の支援者が協働するキャリア支援の可能性を検討しました。発表レポートを見る
2026年6月
Venture Café TokyoでAI営業ロールプレイを展示
AI顧客と音声で会話する営業ロールプレイを来場者に体験していただき、営業研修としての使いやすさや現実感についてフィードバックを得ました。展示レポートを見る この時期を振り返ると、現場での反応やフィードバックを重ねる中で、AI営業研修を今後の重点領域として育てていく方向性が、私たちの中でもより明確になっていきました。
2026年7月–8月
「桜星彩AI営業コーチ」の現在と継続的な改善
現在は、AI顧客との音声ロープレ、会話記録、評価、プランに応じた詳細フィードバック、次の改善行動までを一つの練習サイクルとして設計しています。利用者の声をもとに改善を続け、日本の中小企業や小規模営業チームでも始めやすい営業研修SaaSを目指します。
キャリア支援からAI営業研修へ――変わったものと、変わらなかったもの
1年で、事業の重点はキャリア支援・教育からAI営業研修へ移り、現在は「桜星彩AI営業コーチ」が主力です。
キャリア支援・人材育成も事業領域として残っています。別分野への転換ではなく、共通する考え方を新領域へ広げてきました。
1年間を通じて残った共通テーマ
人が「答えを受け取る」だけでなく、自分で実践し、振り返り、次の行動を変えることを支援する。
キャリア支援では自己理解、営業研修では会話練習と振り返りを支えます。
分野は違っても「実践 → 振り返り → 改善」は共通です。現在のAI営業研修の方法論も、教育・研究・製品開発の積み重ねから生まれています。
1周年を迎えた現在の桜星彩
設立1周年の現在、桜星彩株式会社は、AI技術と人材育成・キャリア開発の知見を組み合わせ、三つの領域に取り組んでいます。
01
AI営業研修・営業ロープレ
AI顧客との音声ロープレ、会話記録、評価、プランに応じた詳細フィードバックを通じて、営業チームの練習を支援します。
02
キャリア開発・人材育成
キャリア相談、教育プログラム、研修設計を通じて、個人と組織の学びを支援します。
03
研究・方法論開発
AI、キャリア開発、コンピテンシー、評価の知見を、人材育成の方法として研究・実装します。
規模はまだ小さく、検証も続きます。それでも、教育・AI・研究・プロダクト開発が「人と組織の実践力を育てる」方向でつながったことが、この1年の変化でした。
1年目に学んだ3つのこと
1. AIは、仕事を代わりに行うだけでなく「練習の場」にもなれる
生成AIは文章作成だけでなく、顧客役として練習の場にもなります。失敗しても繰り返せる可能性を検証します。
2. 良いアイデアより、現場からのフィードバックが重要
大学、国際会議、イベントデモ、利用者の声から、現場の課題を学びました。AIロールプレイでは、現実感、難易度、評価の納得感、次の練習につながるフィードバックが重要です。
3. 研究と製品開発を分けない
研究の考え方を製品に反映し、利用を通じて課題を見つける循環を、桜星彩らしい開発方法にしていきます。
利用回数や満足度だけでなく、質問、課題把握、反論対応、次の行動確認など、会話行動の変化も確かめます。
2年目は、「作れるか」から「継続的な価値を生み出せるか」へ
1年目は、さまざまな現場で事業と製品の方向性を形にしました。
2年目は、明確な課題に向き合います。
- 企業での継続利用を検証すること。 単発の体験ではなく、営業研修で繰り返し使われるサービスを目指します。
- AI顧客の現実感とトレーニング設計を高めること。 難易度、顧客タイプ、評価、フィードバックを改善します。
- 製品と現場の循環を続けること。 現場の課題を研究につなげ、知見を製品へ戻します。
Year 2
1年目が「アイデアを会社と製品に変える」ための一年だったとすれば、2年目は「その製品が現場で継続的な価値を生み出せるかを確かめる」一年にしたいと考えています。
これまで関わってくださった皆さまへ
この1年間、大学・教育機関、研究者・キャリア支援者、営業・人材育成の実務家、起業家コミュニティ、製品を試してくださった皆さまに支えていただきました。
未完成のアイデアや製品にも、具体的なフィードバックをいただきました。心より御礼申し上げます。
2年目も、AI技術そのものを目的にするのではなく、人材育成の課題に向き合いながら、製品と方法を改善していきます。
桜星彩の2年目へ
AIを、実践と成長につながる人材育成へ
桜星彩AI営業コーチでは、AI顧客との音声ロープレと振り返りを通じて、本番前の練習を支援しています。
桜星彩株式会社について
桜星彩株式会社は、AIと人材育成・キャリア開発の知見で、人と組織の実践力向上を支援する神戸発の企業です。
AI営業ロープレ「桜星彩AI営業コーチ」を中心に、営業研修、キャリア開発・人材育成、研究・方法論開発に取り組んでいます。

